みなさん、こんにちは。
QUALie編集部(@MediaQualie)です。
梅雨時期は気温と湿度が高く、雨の日も多いので、洗濯物を部屋干ししているご家庭も多くいらっしゃるかと思います。
洗濯物の部屋干しで気になるのは、生乾き臭ではないでしょうか?
衣類の繊維から生乾き臭がしてしまうと、洗い直しても臭いが残ってしまうこともありますので、生乾き臭が発生させないよう防止することが大切です。
今回は、洗濯物の生乾きの原因と生乾き臭の解消方法、そして生乾きを防止するコツをご紹介します。
洗濯物の生乾き臭の原因、それは雑菌
洗濯物の生乾き臭の原因は、『モラクセラ菌』という雑菌です。
洋服を着用したとき、タオルで顔を拭いたときなど、生乾き臭がすると不快ですよね?
生乾き臭は、汗や皮脂汚れを養分にした雑菌が繊維に増えてしまうことにより発生します。
特に梅雨の時期は、気温と湿度が高く、乾くまでの時間が長いこともあり、雑菌が繁殖しやすくなります。
気になるほどの臭いになっている状態は、菌がかなり繁殖してしまっている状態ですので、解消して出来るだけ早く乾かしていきましょう。
洗濯物の生乾き臭を解消する4つの方法
衣類に発生した生乾き臭は、落としにくいものですので、早めに雑菌を除菌しましょう。
それでは、生乾きの臭いを解消する4つの方法をご説明します。
1.洗濯物の生乾き臭衣類を酸素系漂白剤で漬け置き

手軽な方法として、生乾き臭のする衣類を酸素系漂白剤の漬け置きで解消しましょう。
バケツなどの大きめの容器に、40度程度のお湯と酸素系漂白剤を溶かし入れて、15分から20分漬け置きをします。漬け置き後、改めて洗濯機の標準モードで洗濯してください。
生乾き臭のする洗濯物の量が多い場合は、洗濯機の規定量まで40度程度のお湯を溜めて、酸素系漂白剤で洗濯物を15分〜20分漬け置きをしてから、再度洗濯を行うとスムーズです。
注意 塩素系漂白剤ではなく、酸素系漂白剤ですので間違えないようにしましょう。
2.生乾き衣類の量が少ないときは鍋で煮沸する
臭いの原因である細菌『モラクセラ菌』は、60度以上の熱湯で滅菌できます。臭いが染みついてしまったタオルや布巾などは、量が少なかったり、小さなものでしたら煮沸消毒で菌を死滅させましょう。
水をいれた鍋に火をかけ、60度程の温度になったらタオル類を入れます。20分から30分程弱火でお湯を煮立たせておくことがポイントです。火を止め、お湯が冷めてから洗濯機の脱水をかけて、再度干しましょう。
3.アイロンOKの衣類ならば高温で熱消毒をする
洗濯脱水をした後、湿った状態の洗濯物に160度から200度の温度でアイロンをかけましょう。
完全に水分が蒸発し、カラっと乾燥するまでアイロンがけをして熱消毒を行います。不快な生乾き臭の蒸気が発生するので、マスクをしておくことをオススメします。
4.コインランドリーを使う
生乾き臭を出来るだけ手軽に早く解消したい場合は、コインランドリーの乾燥機を活用しましょう。コインランドリーのガス乾燥機は、家庭用の電気乾燥機よりも高温なので、殺菌に加え短時間で乾燥をさせることができます。
しかし、乾燥機にかけても生乾きの状態では生乾き臭が消えませんので、しっかりと乾いているかを確認しましょう。
洗濯物の生乾き臭をさせない洗濯機の使い方
酸素系漂白剤での除菌や、熱での殺菌を行っていても生乾き臭が頻繁に発生してしまう原因のほとんどが洗濯槽のカビや汚れによって、菌が増殖してしまっていることです。洗濯機のお手入れと洗濯槽の汚れやカビなどの細菌を発生させないよう対策を行いましょう。
定期的に洗濯機の本体を洗浄する

洗濯槽は目に見えない汚れやカビが蓄積しやすいので、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で定期的にお手入れを行いましょう。
- 洗濯槽に、過酸化ナトリウムと40度から60度のお湯を溜めて2時間程放置します。過酸化ナトリウム量の目安は、お湯1Lに対して100グラムです。
- 長期間洗濯槽の洗浄を行っていない場合は、長時間漬け置きがオススメです。
- 時間放置後、ゴミが浮いてきますので網ですくい取ったあと、標準コースで1回運転をしてください。
こちらの記事もご参考ください。
衣類を脱水するときに長めに設定する
梅雨のときは、通常の脱水より長めに時間を設定しましょう。目安は、通常の2倍の時間での脱水です。
洗濯槽にある糸くずフィルターのゴミは都度取る
洗濯槽に付いている糸くずフィルターは毎回取り除いていますか?1回の洗濯でも糸くずやゴミが取れます。そのままの状態にしておくとゴミや糸くずを養分にしたカビや雑菌が繁殖してします。また、糸くずフィルター自体にもカビが発生するので、2週間に1回は塩素系漂白剤で漬け置きしてカビの除去を行いましょう。
洗剤の容量を守って使う
洗濯のとき、洗剤の容量を多めに入れると汚れが落としやすそうではありますが、洗剤分が十分に濯ぎ落とすことができず衣類の繊維に残ってしまいます。残った洗剤もカビや雑菌の栄養分になったしまいますので、洗濯物の量にあった洗剤容量を守りましょう。
洗濯物を生乾きさせない干し方のコツ
生乾き臭をさせないためには、早く乾燥させる干し方があります。洗濯物を早く乾かすための干し方のコツを紹介します。
洗濯物を干すときは、間隔を開ける

干すときに洗濯物同士が近すぎてしまうと洗濯物の水分が蒸発しにくくなり、乾きにくくなってしまいます。風の通りをよくするためにも、洗濯物同士の間隔はできるだけ開けて干しましょう。
バスタオルは、上からみたときに「V字」に干す
バスタオルは長さがあるので、なかなか乾きにくいですね。
ピンチハンガーに干すときは、上からみて「V字」になるように干すことで真中に空洞ができ、乾きやすくなります。ピンと張った状態で干すことがコツです。
ズボンなど長さのある洋服は2回逆さ干し
ズボンの裏側はポケットや縫い目部分の厚さなどで乾きにくくなっています。裏返した状態で干しましょう。さらに衣類は、上の部分から乾いていくので、裾を上にして干し、裾部分が乾いたら腰部分を上にして、干し直すことでバランスよく乾かすことができます。
また、最初に裾部分を上にして干すことで、腰部分の重みで繊維のシワも伸びるので、アイロンがけの時間短縮にも繋がります。
サーキュレーターや扇風機を利用する
洗濯物を早く乾かすために、サーキュレーターや扇風機の風を利用しましょう。
蒸発した水分を衣類から逃すため、風を当てて洋服にこもった水蒸気を空気へ逃しましょう。除湿機を併せて活用し、室内の湿度を下げることもオススメです。
床面には新聞紙を敷いて湿気を吸収する
洗濯物の水分は下へと降りてくるので、新聞紙を使用して湿気を吸収しましょう。
方法は、洗濯物の下に新聞紙を一度丸めてしわをつけたモノを敷いておくだけ。読み終わった新聞紙を捨てる前の再利用として是非一度お試しください。
まとめ
プチストレスになる洗濯物の生乾きや生乾き臭を発生させないようにするには、干し方以外にも原因となる洗濯機の汚れを蓄積させないことです。洗濯槽のお掃除は最低2ヶ月に1回することをオススメします。また、洗濯機の蓋は使用しないときでも開けておくと湿気がこもらずカビ予防につながります。
今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。